

Nail Design By Yuka
私は今、アメリカでネイリストとして独立し、自分のサロンを経営しています。
こう書くと、「昔から美容が好きだったんでしょ?」「英語がペラペラなんでしょ?」と思われるかもしれません。
でも、実は全く違います。
私の前職は、アメリカの日系幼稚園の教諭でした。
今日は、なぜ安定した先生の仕事を辞めて、未経験からネイルの世界に飛び込んだのか。
そして、「英語が苦手な日本人でも、本当にアメリカでネイリストになれるのか?」
そのリアルな体験談をお話しします。
■ 「この仕事、一生は続けられないかも」
アメリカでの幼稚園教諭の仕事は、やりがいがありました。子供たちは可愛いですし、日本の文化を伝える大切な仕事です。でも、30代が近づくにつれて、現実的な不安が押し寄せてきました。
毎日子供たちと走り回り、抱っこし、泥んこになる日々。
腰も膝も痛くなるし、体力勝負です。
「もし将来、自分も子供が欲しいと思った時、この働き方を続けられるだろうか?」
「一生の仕事」として考えた時、私には体力的な限界が見えてしまいました。
もっと長く、自分のペースで働ける仕事に転職したい。
そう思った時、私は**「在米日本人のジレンマ」**にぶつかったのです。
■ アメリカにいるのに「英語が話せない」という現実
「アメリカに住んでいれば、英語なんて自然に覚えるでしょ?」
日本にいる友人はそう言いますが、現実は違います。
日系幼稚園での会話は、同僚とも子供たちとも100%日本語。
保護者の方も日本人。
一歩外に出れば英語の世界ですが、仕事で使わないため、私の英語力は渡米当初からほとんど伸びていませんでした。
「英語ができない私を、現地の企業が雇ってくれるはずがない」
事務職や一般企業への転職は、英語の壁が高すぎる。
かといって、日系の飲食店などで働くのも体力的には変わらない。
私は完全に八方塞がりでした。
■ 言葉の代わりに「技術」を武器にする
そんな時、ふと考え方を変えてみました。
「英語力(言葉)で勝負できないなら、**言葉がいらない『技術職』**ならどうだろう?」
美容の世界なら、お客様は「おしゃべり」よりも「仕上がり」にお金を払うはずだ。
そう考え、美容系のライセンスを調べ始めました。
ヘア(髪)、エステ(フェイシャル)、ネイル…。
いろいろな選択肢がありましたが、私は迷わず**「ネイル」を選びました。
理由は、美容への憧れではなく、もっと現実的な「2つの計算」**があったからです。
理由1:最短で現場に出られるから
ヘアやエステのライセンスを取るには、学校に1年近く通う必要があり、学費も高額です。
でもネイルなら、州によりますが最短3ヶ月程度でライセンスが取れます。
「早く現状を変えたい」私にとって、これが一番の近道でした。
理由2:「日本のジェル」という勝ち筋が見えたから
当時、アメリカのネイルサロンを調べても、日本のような繊細なジェルネイル(Japanese Gel)をやってくれる店はほぼありませんでした。
「ここに、日本人の器用さを持ち込めば、競合がいなくて絶対に勝てる!」
そう確信しました。
■ 結局、アメリカでネイリストになれるの?
「でも、学校の勉強は英語でしょ?ついていけるの?」
「未経験から本当にプロになれるの?」
そう思う方もいるでしょう。
結論から言うと、「なれます」。
私が証明です。
学校の教科書は英語でしたが、専門用語は「暗記パズル」だと思えばクリアできました。
接客英語も、必要なのは「痛くない?」「どっちの色がいい?」といった中学レベルの10フレーズだけ。
何より、**「日本人の丁寧さ」**は、アメリカでは魔法のような才能です。
英語が流暢でなくても、技術があれば、お客様はリスペクトしてくれます。
幼稚園の先生というキャリアを捨てるのは怖かったです。
でも、あの時**「英語から逃げる代わりに、技術を磨く」**という決断をしたからこそ、今の自由な生活があります。
もし今、あなたがアメリカで
「英語ができないから、選択肢がない」
「今の仕事を続けるのはしんどいけど、次が見つからない」
と悩んでいるなら、伝えたいことがあります。
あなたには、アメリカ人が喉から手が出るほど欲しい「日本人の器用さ」という武器があります。
その武器を使って、どうやって未経験から最短で独立したのか。
具体的な「ライセンスの取り方」や「稼ぎ方」については、私のロードマップ(購入)ですべて公開しています。
30分からの短時間相談も可能です。
「まだ迷っているけど話を聞きたい」
という方も、気軽にご利用いただけます。
ネイル未経験・英語ゼロでも、あなたに合った独立の道を整理してご案内します。